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新型インフルエンザの新しい検出方法

  • Posted by: 電脳あざらし
  • 2009年5月28日 23:31
  • 2009

21時のNHKニュースでやってましたが、従来6時間ほどかかっていた新型インフルエンザ検出法にかわる新しい手法が開発されたそうです。開発したのは理化学研究所のグループ。
理化学研究所のプレスリリースにも出てますが、SmartAmp法という従来のPCRとちょっと異なる方法を用いて、インフルエンザウイルスのcDNA(インフルエンザウイルスはRNAウイルスなので、PCRを用いるにせよ、SmartAmpを用いるにせよ1回逆転写酵素(RT)を用いてRNAをDNAにする必要があります)を増幅する方法を用いて1時間程度という短時間でDNAの増幅を可能にしています。

従来のPCR(厳密にはRT-PCR)の場合、おおざっぱにいうと、
1、ウイルスを壊して中のRNAを取り出す
2、逆転写酵素(Reverse Transcriptase、RT)でウイルスRNAをcDNAにする
3、PCR(通常3段階の温度変化を数十回くりかえす)←これに一番時間がかかる
4、新型インフルエンザウイルスcDNAが増幅されているか確認して診断する(PCRの時に使うプライマーという短いDNAの設計をうまくしてやることによって、新型インフルエンザcDNAが特異的に増幅される)

SmartAmpを使う場合
1、ウイルスを壊して中のRNAを取り出す
2、逆転写酵素とSmartAmp用溶液(特殊なプライマーとDNA複製酵素とDNAのミスマッチを検出してDNA複製を止めるタンパク質の混合溶液)を加える
3、60℃のまま30分放置←ここで劇的に時間短縮、しかも今まで使っていたPCR装置をそのまま使える
4、新型インフルエンザウイルスcDNAが増幅されているか確認して診断する(これもプライマーをうまく設計してやることによって特異的に増幅できる)

SmartAmpについてはダナフォームのサイトに専門的ですが説明があります。アニメーションもあってわかりやすかったです。

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