- 2008年9月20日 02:13
- Book
前に「数学ガール」を紹介したが、その続編で「数学ガール フェルマーの最終定理」が図書館に入荷したので早速借りてきた。
登場人物は「数学ガール」ででてきた”僕”とミルカさん(高校のクラスメート)とテトラちゃん(高校の後輩)に加えてユーリちゃん(いとこの中学生)が登場する。
基本的に話の流れは「数学ガール」と同様で高校の数学の先生から出された”カード”に書いてある問題を解いたり、それに聡明なミルカさんが別解を提示したりして、だんだん数学の森を探検していく。
さすがに、本書は最終地点が”フェルマーの最終定理”なだけあって、前著「数学ガール」と比べると若干、話の筋によどみがある気がするが、それでも、群・環・体の定義や”アーベル群”などがわかりやすく説明されているし、”フェルマーの最終定理”の証明について概論ではあるが、感じが掴めるように書かれているのはやはり結城浩氏ならではである。
また、本全体がすべて数学の話ではなく、ちょっとした”僕”と彼女達のヒトコマが描かれているのも、なんとなく読んでいて楽しい。
(そんな彼女達に萌える方もいるようだ、僕も萌えた)
というわけで、サイモン・シンの「フェルマーの最終定理」(この本はほとんど数式が出てこないが、フェルマーの最終定理の歴史的背景や解決に至る様子がドラマチックに描かれている良書)と「フェルマーの大定理ー整数論の源流」(こちらも歴史的背景を触れているが、数式がばしばしでてくる)の間をつなぐ懸け橋(まるで谷山・志村の定理のよう?)的位置づけになるだろうか。
「数学ガール」と併せて本書も続けて読むと、数学の美しさや楽しさを味わえること間違いなしですよ。
| 数学ガール/フェルマーの最終定理 | |
![]() | 結城 浩 おすすめ平均 ![]() 少女たちの存在は本質的でない? 安易ではない、誠実な作品。良書。 「数楽(すうがく)」に萌え、3人の女子(ミルカ、テトラ、ユーリ)に萌える 数学にも女の子にも萌えるAmazonで詳しく見る by G-Tools |
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安易ではない、誠実な作品。良書。
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