- 2008年9月20日 01:20
- Book
オーケンこと大槻ケンヂは、ロックバンドでの活躍(”筋肉少女帯”、”特撮”など)が有名だが、何気に文筆業でも才能を発揮している。(「ぐるぐる使い」など)
そんなオーケンのインド・タイの旅行記が本書「オーケンののほほんと熱い国へ行く」である。
オーケンはインド・タイの2カ国について記しているが、やはりどっちがおもしろいかというとインドである。
良く聞く話ではあるが、インドに旅行した人は2種類に分かれるという。インドを熱烈に好きになってしまう人と、インドをたまらず嫌悪してしまう人である。オーケンはそのスタンスについては明確にはしていないが、少なくとも嫌いではないようである。
(どーでもいいが、大学時代の友人はインドで空港に降り立ち、外に出たとたんに嘔吐したと言っていた、何か悪い水でも飲んだのだろうか・・・)
ともあれ、実は、僕がいま一番行ってみたい国がインドである。何冊かインドに関する本を読んだが、インドにはいままでの常識といったものを覆されるような”何か”があるようだからだ。
例えば、オーケンはインドの乞食を見て本書でこう書いている、
どうやらボクの持っていた常識や道徳なんていうのは、海ひとつ越えたらもう少しも通用しないものだったようだ。真理はひとつなんかじゃないのだ。
と。
これはあくまで一例だが、ある種の強烈な感慨(?)は、なんとなくインドへ行かないと味わえないのではと思ってしまうのである。もちろん、インド以外にも強烈な国はあると思うが、とりあえずインドは例えばアフリカ諸国へ行くよりは、手軽に行けるという敷居の低さの割に、印象が強烈というある意味”コストパフォーマンス”が良さそうと思うのだ。
さて、冒頭に書いたように、オーケンはやはり文筆の才能があると思う。インドでもタイでも”のほほん”というスタンスから、ここまで面白くかつ興味深い旅行記が書けるのだから。
というわけで、インド・タイに興味のある方、オーケンの本を読んでみたいという方にはオススメですよ。
| オーケンののほほんと熱い国へ行く (新潮文庫) | |
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オーケン独特の文体は本書でも健在
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